4/12 更新

こんにちは。

鉄スクラップ相場は少しの期間ですが、落ち着きをみせ、安定していました。

今日は先週末に行われた海外輸出向けである関東鉄源共同輸出の入札結果を受けてか、東京製鐵(宇)工場さんが値上げの発表を行いました。

関東から東北にかけてのほぼ全ての電気炉メーカーさんが値上げを発表し、一気に上げムードになったようです。

 

「低炭素社会」が叫ばれている現在において様々な産業が二酸化炭素の発生量を抑える取り組みを行っています。

鉄スクラップはいわゆる「鉄」を溶かして、再度「鉄」に加工するため、鉄鋼石などから新たに「鉄」を造り出すことに比べると製造過程で発生する二酸化炭素の量は劇的に少なくなります。

これは鉄に限らず多くの金属で言えることらしいですよ。

簡潔に言えば「環境にやさしい材料」とでも言えるでしょうか。

ただ、金属スクラップの問題点は既存の製品(建物や車、家電品などなど、今皆さんが使用している物)を壊さないと発生しないことです。

もちろん、工場で金属製品が製造される過程で発生する金属スクラップもありますが、そちらも製品を造る過程で発生するものです。

金属スクラップの需要が増えても、簡単に金属スクラップを造り出せるわけではないということです。

需給のバランスから考えれば、需要が増える→供給が追い付かない→価格が上がる  といった感じでしょうか。

まぁ、あくまで基本的な考え方ですので、参考程度にお願い致します。

今まで何度となく、値上げと値下げを繰り返してきた金属スクラップですが、世の中の劇的な変化にあわせて、価格帯も変わっていくのでしょうか?

「分ければ資源・混ぜればゴミ」ではありませんが、分別や選別、解体作業には新たな、そして大きな可能性が秘められています。

皆さんも身の回りにある使わなくなった「不用品」を解体してみませんか? 結構楽しいですよ!

 

4/12 現況  鉄↗  ステンレス→  アルミ↗  銅→

 

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